最近どこでもペルソナ、ペルソナとお聞きになられているかも知れませんが、そもそも顧客ターゲットを具現化するためユーザーの深堀りをすることを「ペルソナ」といいます。
ただ単に、「30代の女性」という設定だけでなく、年齢、性別、学歴、家族構成、年収、職業、趣味、思考、ライフスタイル、悩みなどまで深堀にした顧客像を描くという事です。
それは、ターゲットをひとりに絞るのではなく、その代表のターゲット設定により、その背後にいる多くの人を集客できるという事です。
例えば、布団乾燥機を販売するのに、ただ単に「安全でクリーンな乾燥機」とするより「喘息の子を持つお母さんが安心して・・・・」とペルソナを明確にした方が多くの人を納得させます。
セキュリティマンションでも「安全でセキュリティ強化のマンションです。」より「残業した独身OLも安心して帰宅」とした方がセキュリティの安心感が増します。多くの方が共感します。
といった事で、ペルソナ設定は非常に重要な事ですが、思い付きで決めるのではなく、過去の販売実績のデータやアンケート、調査を基に決定します。思い付きの設定では間違ったペルソナ設定をしてしまう危険があります。
その結果、顧客とずれが生じて思った成果が上がらなくなります。
ペルソナを設定するのに次のような点に注意が必要です。
1)定期的な見直し
・時間と共に環境の変化やライフスタイル、趣味嗜好の変化などがあるため、定期的に見直しが必要です。
2)企業内や部門内でのペルソナの共通認識
・それぞれの担当でターゲットが異なると効果が出ないため、ペルソナ像は周知徹底します。
3)すべての商品にペルソナは1人という訳ではありません。
・カテゴリーごと、商品のサービスごとにペルソナを設定して、それにあった商品サービスや付加価値を付ける必要があります。
マテリアルプラスでは、ペルソナ設定シートを用いて各カテゴリーごとのペルソナとキーワードを決めています。